私の副作用と対処法

乳がん

ご訪問ありがとうございます。

治療するにあたっていちばん心配、不安なのが “副作用” ですよね。症状も状態も「人それぞれ違う」といわれているようですし、いろんな方々のブログを読まさせていただいて同じっていう人はいませんでした。しかも、私の症状は主治医に言わせると「副作用で聞いたことがない」といわれるし、まあ言ったところで何かしらの薬を処方するほかないでしょうし。

立場上分かりますが「いい方法があったら教えてほしくって言ってるのにー」とぼやきたくもなります。私の伝え方にも問題があったのかもしれませんが。「薬かぁ」と思っちゃいます。でも、薬にあまり頼りたくない私もやはり薬に頼りながら、副作用だと思っている症状と試行錯誤して戦っています。

今回は、私の副作用と対処法をお伝えします。

このブログを読むときっと

健康に気を配るでしょう

身体をいたわるでしょう

勇気が湧くでしょう

笑えるでしょう

考えさせられるでしょう

無償の愛を知るでしょう

このブログでわかることは

なにより “健康が1番” だと

私の症状と治療薬

症状は、左乳房の下に軟らかいしこりがそのまま大きくなっていく。 

乳頭の変形と分泌液。しこりがあるところが痒い。しこりの部分がチクチクと痛むことがあり受診するころにはズキズキに変わる。

乳頭背側 の腫瘤は 32×25 mm

その下方内側 に連続する腫瘤は 38×27mm   

自分での触診は70~80mmはある。

左腋窩のリンパに転移。多発転移(肝臓、骨)しかも骨転移による脊椎圧迫骨折7カ所。腰部脊柱管狭窄症となる。

乳がん ステージ4 HER2(+3)

治療薬はランマークパージェタ・トラスツズマブ・ドセタキセル

カルシウム剤にデノタス 

カロナール は、痛み止めや発熱など緩和させるため処方され、1日5回飲むように言われていましたが頓用で飲んでいました。(最近はほぼ飲んでいない)

狭窄症よる坐骨神経痛にリリカが処方されています。

私の副作用を表にしてみた

 初回  2回目  3回目 4回目 5回目  6回目 7回目
当日治療中にシバリングが起き39℃体も熱く感じ肌が黄色く見えガスがやけに溜まりおならも多い異常なし無事終了無事終了 無事終了今回からドセタ抜き
抗HER2のみの治療
2日腹部に灼熱感、筋肉痛のような痛み。めまい、強い痒さ。食欲ないが食べられて吐き気はない 同上 不眠 首、鎖骨辺りが痒い痒みが出てきた ↓毎日浮腫みが強い不眠
強い浮腫み
3〃同上手首、足首が痛い、倦怠感口の中の腫れ、頭痛も少しあり新たに下痢。一日に5,6回不眠。倦怠感。全身の部分的に痒い ↓毎日 体のしびれ、口内炎舌先の痛みと痺れ、口内炎↓毎日強い浮腫み、利尿剤の服用始める
4〃同上。新たに陰部に熱感同上同上喉、肛門からガス↓ 口内炎、鼻水↓足のむくみ↓毎日関節痛、倦怠感強い、お腹の膨張感↓毎日同上
5〃同上、鼻血、鼻汁、口内炎、倦怠感が強い同上同上 同上痒み以外は軽減 37.4°同上↓毎日
6〃強い痒さ。食欲ないが食べられる吐き気はない口内炎、倦怠感が強い同上 同上 数秒の軽い頭痛 鼻水、舌先のしびれ、下痢が始まる。↓毎日 重頭感、皮膚のしびれ 痒み 口内炎
7〃同上同上下痢が始まる↓毎日強い痒み。下痢風の腹痛舌のしびれとあれてる感じ。歯磨き粉がしみて痛い息苦しさ動悸、休むと良くなる。皮膚のしびれ、 痒み 同上
8〃同上同上ランマークの日。痒み、口内炎、が増す。数秒程度の軽い頭痛 同上同上皮膚のしびれ 痒み 同上
9〃同上同上不眠、食欲旺盛37.5℃関節痛が始まる同上。倦怠感強い悪寒、関節痛、発熱38.5、陰部のあれが痛痒い手にお湯がしみる 同上
10〃同上下血、コアグラ、関節痛、喉の痛み、38.6℃喉の腫れ、だるさ、関節痛、37.5℃関節痛、首のリンパ線が痛む。陰部の痒みと痛み同上悪寒、関節痛発熱38.5℃ 陰部の痛痒さ。白い 排便 が少し軽く下痢
11〃同上関節と喉の痛みが治まり37.4℃関節痛とガス、強い倦怠感37.8℃同上。怠さ、関節痛同上。むくみも強くなってきた倦怠感強い↓ 軽い頭痛 
陰部激痛
12〃同上痔の痛み強い、脱毛始まる関節痛と悪寒。倦怠感38,8℃同上同上。 
寒気37.5℃ 軽いめまい
軽い頭痛
掻き傷だらけ
13〃同上37.5℃ 強い神経痛お腹までも浮腫 便秘(利尿剤のせい) 
14〃同上不眠、口内炎、体調良好悪寒37.0℃浮腫が強い 便秘 
15〃 同上
数秒の頭重感頭痛
不眠 不眠不眠
顔も浮腫み 
浮腫み が強い便秘のため薬を止める
16〃同上下血多い。体調はなんとなく良好お腹の膨張感下肢の浮腫み浮腫み が強い
17〃同上倦怠感強い 同上浮腫み が強い浮腫みが強く出る↓毎日 
18〃同上強い坐骨神経痛と痔の痛みと出血同上同上指先も痺れているのか使いにくい、痛みもあるまた利尿剤を服用
19〃同上普通便に戻る。下血なし。体調は良好軽くなっていく同上同上浮腫み が強い
20〃同上軽くなっていく同上同上 同上、 下痢
21〃食欲がでる、吐き気はない同上。同上 同上 、下痢強い眠気倦怠感
22〃同上 同上 、下痢
23〃同上 同上 、下痢浮腫みは弱くなって来たような
24〃同上 同上 、下痢 同上
25〃同上 同上、 下痢 浮腫みは弱くなって来た⇩
26〃同上 同上 、下痢
27〃同上 同上 、下痢、
28〃同上 同上 、下痢
次回から4週間毎のの治療となる下肢の浮腫み。 夜はお腹も浮腫みどんどん強くなっていく

ランマークの副作用には、顎骨壊死のほかに抗がん剤と同じような副作用があります。

骨髄炎、貧血、白血球減少、血小板減少、発疹、皮膚そう痒症、皮膚乾燥、脱毛症、多汗症、湿疹、低リン酸血症など

デノタスの副作用

便秘、下痢、悪心、嘔吐、腹部不快感、発疹、紅斑、皮膚掻痒症

リリカの副作用

めまい,傾眠,意識消失等(自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること)。特に高齢者ではこれらの症状により転倒し骨折等を起こした例があるため,十分に注意すること。

低血糖脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,意識障害等の低血糖症状。間質性肺炎(咳嗽,呼吸困難,発熱等の臨床症状)皮膚粘膜眼症候群,多形紅斑など。

骨髄炎、貧血、白血球減少、血小板減少、発疹、皮膚そう痒症、皮膚乾燥、脱毛症、多汗症、湿疹、低リン酸血症など

これらの副作用もありますので一概に抗がん剤の副作用とは言えませんが。

注意!初回の治療中

注意!初回の治療中私のように、稀にこういう人もいるそうです。

初回の治療中にシバリングが起き39℃の高熱!

医師には「点滴の前にカロナールを飲むように」と言われ、その通りに飲みました。

抗がん剤を流し始めて数分後、なんか寒いなぁと思った瞬間、体が震えだしてきたのです。口もガタガタ震え、初めてでした。看護師に声をかけようと手を上げたとき、自分の手の震えを見て、志村けんさんがおばあさんの役でコントをしていたのを思い出しました。そんな余裕もあり、意識は鮮明にあったので怖さはなくて極寒の状態です。北国生まれなのにこんなに寒いの初めてなくらいです。真夏だからかタオルケットだけ2枚掛けてくれて、温罨法も施してくれて、どれぐらいの時間たったのかわかりませんが、熱もひけて治まりました。

そいうことで抗がん剤7割で終了となってしまいました。   

シバリングとは、身震いの英語。体温が下がった時に筋肉を動かすことで熱を発生させ、体温を保とうとする生理現象である。体が震えたり、寒い時に口ががたがた震えたりする。シバリングは、主に術後、全身麻酔からの覚醒後に起こる。普通の身震いと比べて比較的長く続くため、体内酸素消費量の増加、眼圧や脳圧の上昇、創部痛の増強などの原因となる。また、血圧やSpO2など、バイタルサイン測定を妨げる可能性もある。

私の副作用のまとめと対処法

毛は5回目あたりでほぼ全身脱毛です。髪の毛に関しては、前以ってショートカットにして臨みました。抜け始めから毎日のように自分で抜いていました。あちらこちらに毛が落ちているのが嫌で抜いていました。抗がん剤を中止して2、3ヵ月目で産毛のように見え始めてきます。伸びが遅く、特に前髪が遅いです。生え始めから8ヵ月たっても5~6㎝。しかも薄い。以前は、切っても切ってもすぐ伸びて邪魔だったのに。チリチリ毛のくせ毛で生えてきます。

ウィッグはネットショップのお手頃な物にしました。でも使用したのは1度限り。頭皮も顔も痒くてウィッグはチクチクして合いませんでした。帽子やバンダナを活用しています。

まつ毛に関してはいきなり目に入ることもあり痛い。予防できず一時期大変でした。まつ毛も眉毛も8ヵ月たっても薄いままです。

がんの治療薬の点滴中に、脱毛を抑えるために、キャップを頭に装着して頭皮を冷やす頭皮冷却装置もあるそうですが、保険適用外だそうです。最近、知りました。

不眠のときは、起きて読書でもと思うのですが、起き上がるのがつらいからついスマホになってしまいます。ブルーライトはよくないのはわかってはいるけど、手っ取り早いからついついスマホになります。

発熱は、高熱になるのが二日と続かなかったので薬に頼らずに済みました。温熱療法にもなるかもと我慢したところもあります。

食欲がないときは、メイバランス(市販)+バナナ。最近は食欲がありすぎて気を付けています。

舌先の痛みには、刺激のあるものは食べない。薄味にする。どうしても痛いときには白湯を口に含ませました。けっこう和らぎました。

口内炎は同上。

味覚、嗅覚は変化はなし。

陰部痛には、痒みにも効くユースキン・ラフレ(市販)

肛門痛には、ボラギノールm(市販)               一般的ですね。耐えましたよ。

これらは坐骨神経からも痔からも痒くなるみたいです。

全身の痒みは、いまだにあり、最初デルモベート軟膏を処方され効かないのでお断りし、市販薬のあらゆるものを試しても効かず、精油のラベンダーとホホバオイルやオリーブオイルなど希釈して塗ったり、希釈せず塗ってみたりと。精油は、なんとなく効き目はありましたが、高く付くので中止。やはりデルモベート軟膏を処方してもらいました。ついでにヘパリンも処方してもらい、ヘパリンでデルモベートを伸ばして、痒くなる前に全身に塗りました。効果はいまいちですが、痒みが出る箇所が少ないような気がします。痒みが出た箇所にはデルモベート単体で塗る。という作業が続いています。しかも掻きながら。掻くのが一番効いています。

乾燥すると皮膚の落屑もすごいです。老人の皮膚のようです。これにはヘパリンを塗っています。

には、ネイルトリートメント。これはお勧めです。が、爪の乾燥で縦割れはどうしても防げません。トップコートを塗ってもダメで、爪用の接着剤。しまいにはテープで巻いていました。

あと薄くもなるし、反り返るようにもなります。

手の指先の痺れと痛みは、しょうがないと諦め我慢しました。指紋も薄くなったのか手洗った時にヌルヌル感がなかなか取れませんでした。

全身の痺れは、痒みが強くて気になりませんでした。でもジュワジュワ感のようにあります。

筋肉痛は横になって休むのが一番です。調子のいいときは運動しました。ウオーキング、スクワットなど。

手首、足首の痛みはそのうち消えました。

悪心、嘔吐はなし

痛みは、がん細胞の痛みと脊椎骨折(首から腰)、坐骨神経の痛み。冷やさないに限ります。温めると痒いしで大変。

むくみには 利尿剤。 最近は軽くなったのでないです。薬以外効きませんでした。抗がん剤の副作用による浮腫みは、血管から外に水分が逃げていきやすい状態が続くため。利尿剤を飲むことで一時的に浮腫みが軽くなったと思っても、翌朝にはまた浮腫みます。治療が終わっても3~4ヵ月はかかるそうです。

の働きが悪く感じます。集中力も無くなります。(まさか脳転移?頭痛はそんなにないから大丈夫と自己判断)物忘れもあります。最近は、有名芸能人の名前が三日後に思い出すって時があります。ケモブレインでしょうね。

いちばん気を付けたこと

栄養素のコエンザイム!!です。ほかの栄養素も気を付けていますが。特にコエンザイム「補酵素」のことです。

日テレの『世界一受けたい授業』にも出演されたことのある方でもある。新谷Dr。

尊敬する新谷Drが提唱している、『病気にならない生き方』の本を参考に、なるべく生で食べられる野菜、果実を摂取しています。

それから、アメリカ国立がん研究センターでも提唱しているがん予防効果のある食材ニンニクやショウガなどもできる限り摂取しています。油にも気を付けています。もちろんジャンクフードも忘れられなくて無性に欲してしまいます。食のことは後ほどUPすることにします。

サプリメントはユーグレナ、DHA・EPAを摂取しています。

抗がん剤を中止してからは浮腫みも引け、陰部の痛み、痒み、熱感もなくなりました。吐き気はなく食事も摂れていたので身も心も回復してるかのようです。食って本当に大事ですね。

私の副作用は、食べられた分軽く済んだのだと思っています。なのでしょうね。きっと。

抗がん剤って、がん細胞を消してくれて、良くも悪くも本当にすごいんだなぁと身をもって実感しています。

副作用のことで、とってもためになるサイトがあると知ったのは治療が始まって2カ月後でした。前以って読むことをお勧めです。「私はどうなるんだろう」と思いながら、未知の世界へ突入するよりはいいかと思うので、載せておきます。

鼻毛が抜けたときの工夫などもありますよ。

『副作用の症状や対処についても、担当の医師や薬剤師・看護師からしっかりと説明を受けましょう。』

とサイトや冊子を見ると、こういう「説明を受けましょう」とあるけれど、私はとにかく早く治療してほしかったということも あったので、そういう気持ちも伝わったのか、主治医も看護師も冊子と説明書を渡すだけで、聞いたとしても一般的なことばかりです。何事も人それぞれなのでしょう。皆さんは多分、早期発見できていろいろ調べて治療に臨むことでしょう。そう願います。とにかく主治医や看護師とのコミュニケーションが1番大切だと思います。

(私は、なぜか乙女心が出てしまい陰部やら肛門やら痔やらなんて言えません。まさか、死に際になって。。。。。。。?)

とってもためになるサイト

副作用の有無や程度は人によりさまざまです。最近は副作用を予防する薬も開発され、特に吐き気や嘔吐に対しては以前と比べて多くの人が予防できるようになってきました。副作用の症状や対処についても、担当の医師や薬剤師・看護師からしっかりと説明を受けましょう。

詳細は青文字をクリック

脱毛  ・皮膚と爪のトラブル  ・痛み  ・しびれ  ・だるさ・倦怠感  ・ 発熱

ほてり・のぼせ・発汗(ホルモン低下による症状)  ・発熱性好中球減少症

出血しやすい・血小板減少  ・貧血  ・眠れない・不眠  ・ 口内炎・口内の乾燥   

味覚やにおいの変化  ・もの忘れ、認知機能の低下  ・吐き気・嘔吐  

食欲がない・食欲不振  ・呼吸困難・咳・痰  ・便秘  ・下痢  

尿がもれる・トイレが近い  ・尿が出にくい  ・リンパ浮腫

とってもためになるサイトからの各内容の一部抜粋です。

脱毛

1.脱毛について

がんの治療に伴って、髪のほか、眉毛、まつ毛、鼻毛、ひげ、腋毛、陰毛などが抜けることがあります。その程度は治療法や使われる薬剤によって異なり、脱毛が起きないこともあります。治療前に担当の医師や薬剤師に脱毛が起こるかどうかや、脱毛の程度などを確認しておくとよいでしょう。脱毛は治療の一時的な副作用であり、多くの場合、治療が終われば再び生え始めます。
がんの治療に使う薬による脱毛は、全身に起こることがあります。個人差がありますが、治療を開始してから1~3週間後に毛が抜け始めます。多くの場合、原因となっている治療後3カ月ほどで数ミリ程度の長さに生えそろってきます。
放射線治療による脱毛は、照射した部位だけに起こります。個人差がありますが、治療開始から10日程度で毛が抜け始め、多くの場合は治療終了から2~3カ月で数ミリ程度の長さに毛が生えそろいます。

皮膚と爪のトラブル

1.皮膚と爪のトラブルについて

がんの治療中には、全身の皮膚や爪に以下のような症状が出ることがあり、かゆみや痛みを伴うこともあります。

  • 皮膚や爪の色が変わる(色素沈着)
  • 手や足の一部が赤くなったり腫れたりする、手や足がしびれる、ヒリヒリする(手足症候群)
  • にきびのようなぶつぶつができる(皮疹・瘡様皮疹)
  • 皮膚が乾燥したり、亀裂(ひび)が入ったりする
  • 皮膚の表面の一部が薄く剥がれ落ちる(落屑)
  • 爪の周りに炎症が起こる、爪がかける(爪囲炎)
  • 皮膚が帯状に赤くなり水泡が現れ、チクチクとした痛みを伴う(帯状疱疹)
  • 真菌に感染することによって吹き出ものができ、ただれる(カンジダ症)

治療によってこれらの症状が起こる可能性がある場合には、どのようなトラブルが起きるのか、またその対処方法について、治療前に説明があります。わからないことや、不安なことがあるときには、遠慮せず質問しましょう。

痛み

1.痛みについて

痛みはよくみられる症状の1つです。「痛みが出たのはがんが進行しているからではないか」と心配することもあるかもしれません。しかし、がん以外の原因でも痛みは出ることがあり、必ずしもがんの進行に関係しているわけではありません。
痛みは我慢しないでください。痛みを治療せずに我慢していると、いつも痛みが気になったり、体力を消耗したりして日常生活に支障を来します。痛みは本人にしかわからないため、症状がある場合はご自身の言葉で担当の医師に伝えることが大切です。その上で適切な治療を受けましょう。

しびれ

1.しびれについて

しびれは、末梢神経障害の1つで、がんの治療中に多くみられる症状です。「手足がビリビリ、ジンジンする(感覚がおかしい)」「何かに少し触れただけで痛くてビリッとする(感覚が強い)」「手足に力が入りにくい」「手袋をはめているような感じがする(感覚が鈍い)」など、症状は多岐にわたります。
また、「衣服のボタンが留めにくくなった」「つかんでいた物をよく落とすようになった」「文字が思うように書けなくなった」「うまく歩けなくなった」「つまずくことが多くなった」「飲み込むのが困難になった」などの変化は、しびれによって起こっている場合があります。

末梢神経障害には他にこのような症状もみられます

手足が痛い、手足が燃えるように熱い、指先が冷える、
腕の感覚がない、足の裏がふわふわして歩きにくい、うまく物をつかめない、
口周囲のしびれ、歯の知覚過敏、
食事がおいしくない、のどが締め付けられる感じがする、耳がきこえにくい、
しびれや痛みのため夜眠れない、便秘、尿が出ない

しびれの症状例や解決策の例や、療養生活を支える社会制度やサービス、福祉用具などの情報が掲載されています。

だるさ・倦怠感

1.だるさ・倦怠感について

だるさ・倦怠感とは、いつもの生活が送りづらいと感じるといった疲れた感覚のことで、がんの治療中によくみられます。体がだるい、何もする気が起きない、集中力が低下するなどの症状が、原因によっては数カ月~数年続くことがあります。

ほてり・のぼせ・発汗(ホルモン低下による症状)

1.ほてり・のぼせ・発汗(ホルモン低下による症状)について

ホルモンの分泌が少なくなることによって起こる症状には、ほてり・のぼせ・発汗があります。
これらの症状はホットフラッシュとも呼ばれ、時や場所を選ばず1日にたびたび起こることがあり、その症状が数年間続くこともあります。乳がんの治療で行う内分泌療法(ホルモン療法)に伴う症状については、数カ月程度で落ち着くことが多いとされています。また、うつ症状や不安、いらいら、やる気が出ないなどのさまざまな症状を伴うこともあります。

発熱

1.発熱について

発熱とは、体温が普段よりも高い状態です。体温が上がっている最中には、寒気がする、体が震える、手足が冷える、立毛(いわゆる鳥肌)になるなどの症状が出ることがあります。体温が上がりきったときや熱が下がっているときには、汗をかく、体がだるい、頭が痛い、関節が痛む、発疹(皮膚の吹き出もの)が出るなどの症状を伴うことがあります。

発熱性好中球減少症

1.発熱性好中球減少症について

薬を用いたがんの治療に伴って好中球が500/μl未満に減少している際に、体温が37.5度以上に発熱した状態のことを「発熱性好中球減少症」と呼びます。寒気がする、体が震えるなどの症状を伴うことがあります。

出血しやすい・血小板減少

1.血小板減少について

血小板は血液に含まれる成分の一種です。血管の傷ついた部位に集まってかたまりをつくり、止血する作用があります。そのため、血小板の数が減少すると出血が起こりやすく、血が止まりにくくなります。

主な症状としては、以下のようなものがあります。

  • あおあざができやすい
  • 手足に点状出血(細かい点状の皮下出血)がみられる
  • 鼻血が出る
  • 血尿、血便がみられる
  • 月経量が多くなる
  • 歯ぐきや口の中の粘膜からの出血がみられる

貧血

1.貧血について

貧血とは、血液中の赤血球の中にある、ヘモグロビンの濃度が低くなった状態を指します。ヘモグロビンは酸素とくっつくことで、酸素を体のすみずみまで運ぶ重要な役割を果たしています。貧血になると、体内の酸素が少なくなり、立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、胸の痛み、動悸、疲労感などの症状が出ることがあります。

採血による ヘモグロビン値(血色素量)が、成人男性で13g/dL未満、成人女性で12g/dL未満の場合に貧血と診断します。なお、検査の結果表では、ヘモグロビン値はHbやHGBと略記されていることがあります。

眠れない・不眠

1.不眠について

睡眠は、疲れた心身を回復させ、体調を整えるために大切です。しかし、がんと診断された直後や治療中、治療が終わったあとなどに、不眠で悩む人は少なくありません。がん患者の20~50%が不眠を経験するといわれています。不眠には、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早くに目が覚める、よく眠れたと思えないといったいくつかのタイプがあります。不眠が続くと、日中にだるさを感じたり、集中力が低下したり、イライラしたりするなど、さまざまな体の不調につながることがあります。

口内炎・口内の乾燥

1.口内炎・口内の乾燥について

口内炎とは一般に口内の粘膜に起きた炎症で、粘膜が赤く腫れたり、痛んだりします。口内炎や口内の乾燥は、がんの治療中によくみられます。薬物療法を受けた約半数の人で起こり、口、のど、耳などのがん(頭頸部がん)への放射線治療を受けたほとんどの人に起こります。これらのトラブルは、食事や睡眠を十分に取れない原因となり、体力の低下につながることがあります。
したがって、がんの治療を開始する前から口腔ケア(歯磨きとうがい)で予防を行い、トラブルが起きたときには、早めに適切な治療を受けるとともに自分でも口腔ケアを行うことが大切です。

味覚やにおいの変化

1.味覚やにおいの変化について

がんの治療に伴って、食べ物の味やにおいの感じ方に変化が表れることがあります。
味覚の変化については、食べ物の味を感じにくくなる、苦味や金属のような味を感じる、本来の味とまったく異なった味に感じる、砂をかむような食感になるなどの症状が出ます。また、口の中の粘膜が炎症を起こし、刺激物に対して敏感になることもあります。
においの感じ方の変化については、食べ物のにおいや花・香水の香りを感じなくなる、不快に感じるなどの症状が出ます。
これらの症状によって食欲や食事の量が減り、栄養が不足することもあります。

もの忘れ、認知機能の低下

1.認知機能の低下とは

がんやがんの治療に伴って、認知機能という脳のはたらき低下することがあります。具体的な症状には、もの忘れしやすい、集中力が続かない、同時に複数のことができない、仕事に時間がかかる、適切な言葉が使えない、判断力が低下するなどがあります。薬物療法などによって起こる場合には、ケモブレインと呼ぶこともあります。

このような症状が出るかどうかや、どのような症状が出るか、いつから始まりいつまで続くかは人によってさまざまです。治療中に症状が出始める人もいれば、治療が終わってから症状が出る人もいます。また、短期間で症状がなくなることもあれば、反対に長く続くこともあります。

吐き気・嘔吐

1.吐き気・嘔吐について

吐き気・嘔吐はがん患者さんの40~70%にみられる症状です。がんの治療に用いる薬の副作用として起こるときには、治療から数時間以内に起こることもあれば、1日以上たってから起こることもあります。吐き気・嘔吐が続くと飲食が十分にできなくなり、暮らしの楽しみが減るとともに、全身の状態が悪くなり、治療を続けることが難しくなります。

食欲がない・食欲不振

1.食欲不振について

食欲不振は、多くの人が経験する症状です。その程度や期間には個人差があります。食べる量が減ることが一つの目安になりますが、食欲がなくても無理に食べている場合などにはあまり変化しないこともあります 。

呼吸困難・咳・痰

1.呼吸困難・咳・痰について

呼吸困難とは、「息切れや息苦しさ」などの、呼吸をするときの不快な感覚のことです。肺がんの患者さんに多くみられますが、そのほかのがんでも起こることがあります。
咳や痰は、がんの治療開始前からみられることがあります。咳に痰がからむかどうかは、呼吸の症状を把握し、原因を探るために重要です。
薬物療法をしているときに、痰がからまない乾いた咳が続く場合には、重大な副作用である間質性肺炎の可能性もあるため注意が必要です。

便秘

1.便秘について

便秘とは、便を十分にかつ快適に出し切れない状態です。便秘が続くとおなかが張って苦しくなったり、吐き気や食欲低下につながったりすることもあるため、早めに対処することが大切です。

下痢

1.下痢について

下痢とは、便の中の水分が過剰になった状態です。一般的に、排便の回数が1日3回以上と増加します。下痢が続くと脱水や栄養障害が起きたり、肛門の周りに痛みや炎症が起きたりして、心身ともに負担がかかります。命に関わる状態になる場合もあるため、速やかに対処することが大切です。

尿がもれる・トイレが近い

1.尿がもれる・トイレが近いことについて

がんそのものやがんの治療によって、尿失禁(尿がもれる)、頻尿(トイレが近い)、尿意切迫感(尿意を感じてから排尿するまでの時間が短い)、残尿感(排尿したあとも尿が残っているように感じる)などの排尿障害が出ることがあります。
尿がもれてしまうと、そのことが気になり、クオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)に影響を及ぼすこともあります。また、トイレが近いと、トイレが気になって外出しづらくなることや、夜もトイレに起きるためにゆっくり眠れなくなることがあります。遠慮せずに医師や看護師に相談して、対処法を見つけましょう。

尿が出にくい

1.尿が出にくいことについて

がんの治療中や治療後に、尿閉(尿が全く出ない)、尿意を感じない、残尿感(排尿したあとも尿が残っているように感じる)、尿の勢いがないなどの排尿障害が出ることがあります。

リンパ浮腫

1.リンパ浮腫について

がんの治療部位に近い腕や脚などの皮膚の下に、リンパ管に回収されなかった、リンパ液がたまってむくんだ状態のことをリンパ浮腫といいます。リンパ液はタンパク質を高濃度に含んだ液体です。
治療直後にリンパ浮腫が生じることもあれば、10年以上経過してから生じることもあります。

https://ganjoho.jp/    国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター より抜粋

こちらのサイトもとっても参考になります。

静岡県立静岡がんセンター『抗がん剤治療と末梢神経障害』

がんは2人に1人、乳がんは11人に1人、が罹患するといわれています。

早期発見で完治させましょう。!

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